インク漏れの原因は・・・ / WATERMAN PRÉFACE

「筆記中にどこからかインクが漏れていて、手が汚れる」という万年筆の修理を依頼されました。ウォーターマンのプレファスでした。

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お預かりして点検してみると、確かにインクが指に付着します。金色のリングと、キャップ受けに当たるフランジとの隙間からでした。ルーペで見てもクラックらしき物が見当たらないので、ねじが緩んでフランジが浮き上がり、そこから入ったインクが原因と当初は疑いました。

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ところがねじ回して動く筈のソケットがすっぽ抜けて、写真のような状態で現れました! 明らかに、首軸内部でねじを残してソケットが破断しています。インクが首軸内側/ソケット側面を伝って漏れる原因はこれだったのです。

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工具を作って、内部に残った穿刺チューブ一体の破断したネジをよくやく取り出せました。

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この円周状の破断面を接着しても、ねじ着脱の力に耐えられる筈もなく、このユニット全体をそっくり同じに作るしかなさそうです。

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エボナイトを削って、ニブソケットが出来上がりました。

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いわゆる接着留めはやらず、作ったソケット側面にシーリング材を塗って、首軸に取り付けます。コンバーターを装着、インク吸入・排出の操作を行って、お預かり時のようにインクが滲出しなければOK。

修理完了です。

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繰り出し式ペンシル修理 / Alfred Dunhill AD2000

繰り出し式ペンシルの、全ユニット交換&コネクター製作という大修理を行いましたので、その記録を採り上げます。回転繰り出し式とは100年以上前に発明されたシャープペンシル黎明期の方式で、キャップチューブ側を回して芯を出し、反対に回して収納を行う機能です。この最も古い方式(当時はポピュラー)は極少数派ですが、高級品、とりわけ太軸を中心に今でも販売されています。

今回お直ししたモデルはダンヒルAD2000(ゴールドプレイト・バーリィ)のペンシルです。芯は0.9mm仕様。回しても芯が出ない上、収納された芯が取り外せません。繰り出し式は先端の口金から芯を装着させるため、一般的なノック式ペンシルのように予備芯で後ろから押し出すことができません。従って繰出し式の故障は本当に大変です! 内部の繰出しユニットを取り外せるモデルであれば、らせんの脇から詰まり芯を見ながら1つずつ外すやり方があります。しかしこのペンシルのようにユニットが接着固定されている物は、分解せずに先端から芯より少し細い針金で、新調に内部の芯を粉砕することから始めます。轆轤を使って、針金を回しながら芯をほぼ粉砕しましたが、回しても一向に動かず、空回りするのみです。

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結局、完全に内部を分解するしか方法がなく、しかもオリジナルのユニットを壊す形でしか手段がありませんでした。依頼主のお客さんに了承を得た上で、その作業を決行。それはオリジナルと同じユニットの在庫があり、元に戻せない場合はそれと付け替えるという最終手段があったからこそでした。

キャップチューブを抜いて最初に現れる消しゴムを外し、メタルファンネルの奥に最初に見える栓(青矢印)の頭が、唯一目視できるパーツです。これを専用に拵えた工具で慎重に引き抜き、ユニットの凡そ7割のパーツを取り外せました。この時点で黒い樹脂のカバーまで抜けましたが、肝心の口金型のコネクター等はどうしても外れません。雄ネジ(赤矢印)が、胴軸先端の内部で接着固定されていたから。余談ですが、今回繰り出し式特有のらせんは見えません。黒いカバーの内部がらせんになっています。

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同じく専用に拵えた工具で、力任せに捻ること数十分、ようやくコネクターの接着が溶けて内部ユニット全てのパーツが現れました。ガイド溝にある黒い部品は、芯の押出と収納を行うリードキャリアーです。やはりここに折り重なるように、折れた短い芯が3個ほどありました。 ※写真は芯の残骸を除去後

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先端の穴は芯を保持する部分。損傷して、もう芯を安定保持できない状態でした。

注)最初に芯粉砕で決して精密ドリルを使わないのは、このリードキャリアーを一発で壊してしまう危険があるため。

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ついでにリードキャリアーの上部も。本来真っ直ぐな細い棒が、つんのめったように曲がって浮きがっています。これは”追い出し”( expel part ) 部で、芯交換の際に短くなった残り芯を、文字通り完全に外に追い出す装置。繰出し式ペンシルを芯のない状態で回し切ると、口金から僅かに飛び出す細い物がこれです。以上がこのペンシルの故障の原因です。どの道、ユニットごと交換するので今回はリードキャリアーを直す訳ではありません。また近年(~現行)ではこんな小さなパーツなのに樹脂ゆえ、かなり華奢です。コストダウンとしか考えられません。そういう点では昔のリードキャリアーは主に金属製のため、遥かに丈夫ですね。

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これから取り付ける、新品の代替ユニットがコチラ。これを胴軸にそのままセットすれば、修理完了! ・・・・・・とはならず、もう一つの難関があります。

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ほぼ全て同じ設計なのに、先ほど取り外した金色のコネクターだけが異なるため、装着することができません。写真からは分かり辛いですが、取外しによりコネクターと(リードキャリアーを収める)サポートパイプ一体のパーツが変形破損して、これはもう使えません。新ユニットのコネクターを同じ形に削って同じ位置にネジを切る方法も試しましたが、流石に追加工は叶いませんでした。

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勿体ないですが、代替ユニットのコネクターを削り取って、一旦サポートパイプを単体状態にしました。次に無垢の真鍮材から削って、オリジナルと同じ形にコネクターを作り、サポートパイプを埋め込んで完成しました(下)。

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整理のため、並べて記念撮影。

新品の繰り出しユニット(上)、破損したオリジナル(中)、今回作った代替のコネクター(下)。

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胴軸に完成したユニットを接着取付けして、ようやく修理が完了しました。胴軸から出るコネクター先端は、長さにして1.6mm。取り付ける前に、先端部分は18Kメッキを施してあります。

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この通り回し続ければ、スルスル~と出ます。

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これと(ほぼ)同じ設計の繰り出しユニットは、他にもモンブラン・マイスターシュテュックNo.167や、デルタ・ドルチェヴィータ・ミディアム等にも使われています。ただしこれらはコネクターも同じ物が使えるため、修理の時はそこまで大変ではありませんでした。今回のダンヒルAD2000の方が、その分作業内容も大がかりでした。因みに繰り出し式と、同じ回転で芯が出る”ツイスト式”とは全く似て非なる物です。ツイスト式がノック式と同じ要領でカチッ、カチッとステップを踏むのに対し、繰り出し式は無段階です。

首軸ネジが分断したら・・・。 / Montblanc Meisterstück 144

モンブラン マイスターシュテュック144 (CF)の首軸が、ご覧のように胴軸と開閉するネジの所から破断してしまっています。これは(主に)カートリッジ式ならではの壊れ方ですが、首軸の修理ではある意味これが一番難しいです。例え接着してもネジをしっかり閉めようとすれば、止まる位置で破断面に、また握って書こうとすれば、当然同じ箇所にやはり結構な力が加わって、まず再び外れてしまいます。

ではネジを新たに拵えて、首軸に接合するやり方はどうか? それもこの種の万年筆には、ちょっと無理です。作ったパーツを接合するためには、ネジより上の首軸も削って接着面を設ける必要がありますが、すぐカートリッジ/コンバーターの取付け口=穿刺チューブがあるため、ここから上は刃物を当てられないのです。

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以上の理由で、今回は首軸全体を作ってしまう方法しかありませんでした。そうすればネジを含め一体型で、強度面でも安心です。

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さてもう一つ作らなければならない物があります。それは首軸先端側の装飾リング。これは装飾を兼ねた、キャップを安定して支える重要なパーツになります。キャップ内にあるインナーシールキャップとリング側面が触れて、キャップを固定する仕組みだからです。ところがリングの腐食がかなり進行していたため、外径もほんの僅かに落ち、キャップをしてもスカスカ状態でした。

左が破断したネジのすぐ上に来るリング、右が今回作った先端リング。

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それぞれ作ったパーツ、ペン先とペン芯のすべてを取り付けて、完成しました。

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修理完了。基本的な設計やサイズは踏襲されつつも、現在でも販売されているモンブランのNo.144。今回のモデルは最初期型のようで、雄ネジが樹脂であるのに対し、この後のマイナーチェンジ~現行モデルは金属製となります。

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キャップ縁作り / DELTA Dolcevita

デルタ ドルチェヴィータ(万年筆)の、破損したキャップの修理になります。ほぼ同じ時期にそれぞれ別の方から依頼されたので、2本まとめてお直ししました。

右がスリム、左がミディアム・ピストンフィリング。サイズこそ違えど、作業は同じです。2本とも、キャップリング真下の”縁(へり)”部分が破損してしまっています。

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垂直クラックでやや開いた状態と、もう一方は同じ破損の後、取れた縁が紛失してしまっています。

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常時黒い材料をストックしていることもあり、同じ形に作って取付ける方法でお直しします。まず割れたオリジナルの縁部分を外し、これから作る縁がピッタリ安定して接合するように接着痕も綺麗に削り取ります。

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材料となる黒いセルロース樹脂を削って、製作に取り掛かります。

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穴開けを終えキャップ側が材料にぴったり収まることを確認したら、一旦残りの材料から切断します。

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接着が乾いたら、ここから外側と端面をオリジナルと同じ形に削ります。

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角を丸く削り、傷取り&艶出し研磨を終えて2本とも完成しました。

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ドルチェヴィータは縁の部分が弱く、これまで割れた個体を多く見て来ました。そのため、ボールペンも含めてこの修理はしばしば依頼されます。修理に使った材料は割れにくいという長所があるため、少なくともオリジナルより長持ちするものと確信しています。

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複雑な製図用シャープペンシルの修理 / ぺんてる メカニカMEC Pentel

ちょっと複雑な機構を持つ、珍しい製図用シャープペンシルの修理を依頼されました。ぺんてるの1960年代のメカニカMECというモデルです。修理のご依頼内容は2点。

①ノックが作動しない、つまり芯が出ない

②ペン先を保護するパイプが正常に動かない

 

下は修理後の写真ですが、お預かりした時はこのような状態でした。芯を出すガイドパイプを隠した(保護した)まま、ビクとも動きません。私も初めて触れるペンシル故、故障云々の前にどのように機能するのかさえ、最初は正に手探りでした。本来は格子溝の付いたグリップを回して、太いパイプを収納して口金を表に出す構造までは分かりました。しかし何が原因で、これらのパーツが固着して作動しないのか、それをつきとめなければ修理に入れません。

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慎重にグリップから順番に外し、中のスライドパイプやガイド部を弄っている内に胴軸が真っ二つに分離してしまいました!

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破断面を見ると傷口がピッタリとは合わず、接着した痕が見られました。元々このように破損した物を接着してしまった為に、すべてのパーツが作動しないことが判明。また、後軸内に収まるノックボタンから前軸までを繋ぐ長い芯タンクも、一緒に接着されていました。これではノック式ペンシルの基本動作、そしてガイドパイプを繰り出し・収納するパーツ類も操作できる筈がありません。少なくとも接着で諸々が機能するように直すのはまず不可能。色々検討した結果、土台となる樹脂の前軸をそっくり同じに作り、且つ後軸に固定して、すべてのパーツを元通り取り付けることにしました。この時点で”機能する”までに再現出来るかは確証がありませんでした。

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前軸を残らず削り取って、現れたノックメカの心臓部。製造時の成型固着らしく、取り外せなかったのでこうするしかありませんでした。(置いた)位置が左右逆転していますが、左側が先端部、口金との接続部分になります。

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オリジナルの作りとは異なりますが、これから作る前軸としっかり固定するため、後軸の破断面を綺麗に削って整え、ネジを切りました。

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前軸の土台が完成。こちらも後軸と安定して固定させるためのネジを切っています。表面の段やテーパー付けに、結構時間が掛かりました。ガイドや保護カバーがぴったり取り付けられるように、何度もメタルパーツを合わせては微調整を繰り返す必要がありました。例えばテーパーの角度がほんの少し緩いだけで、金具が奥まで入ってくれない、と言う具合に。

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チャック等を内蔵するメカ本体の取付け。

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後軸と接合して、各パーツを取り付けていきます。凹み打痕のあるガイド部は、作った前軸にも凹みを設けてかしめて固定。シャー芯が出ているのが分かりますね。写真と説明は省きますが、この間ノック機構の修理は終えています。

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グリップ取付け。

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グリップを回して保護カバーが作動しました。

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この類の機能・構造を把握しながらの切削加工修理は、何よりも元のパーツや状態を図面に起こす事が大変重要です。図面を作って、初めて壊すことを含む加工の作業に入れる訳です。破損していない同じ物が見本としてあれば別ですが。

破損の状態にもよりますが、今回のような破断面同士の傷口が合わない例は、再現する本来の長さが分からないのが厄介なところです。

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製作日誌 / SAILOR MINI 23K

今回はセーラーミニのキャップのみ作りました。

前回がリングだけを移殖した円柱形であるのに対し、オリジナルと全く同じ形での製作依頼でした。リングの他、クリップや天ビス、インナーキャップ等すべてのパーツを移殖しています。

材料は青/黒の縦縞模様のカラーエボナイト。かなり暗い色なので、写真では黒との識別は難しいですが・・・。

 

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修理日誌 割れたキャップチューブの製作 / PELIKAN 100N

ペリカン100N のキャップをお直ししました。写真はまだ修理する前の一枚。

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キャップの縁からリングの少し上辺りまでクラックが出来てしまっています。このモデルは接着で補修しても、(写真のように)尻軸に挿すと再び傷口が開いてしまうため、依頼者様には最初からキャップチューブ製作の方法をお勧めしました。

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クリップ、天ビスの他、装飾リングも移殖するため、まずは破損したキャップを削ってリングを取り外します。

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新たにキャップチューブを拵えて、リング以外のパーツを仮付けして出来の具合をみます。以前はエボナイトを使っていましたが、今回は(今年から新たに導入した)黒のセルロース樹脂から作りました。なお初初期~前期の#100などはエボナイト(キャップ)製ですので、それはやはりオリジナルに合わせてエボナイトで作ります。

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キャップリング溝彫り専用の刃物、剣(けん)キシャゲでリングと同じ幅に溝を設けます。この作業は主に動力を止めて、轆轤の足踏みで行っています。

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溝を彫り終えたら、いよいよリングの取り付けに入ります。そこでリング”圧入”のための専用治具を久々に引っ張り出します。写真では多分分からないと思いますが、この治具は浅めの内部の穴が2段になっています。上の段がリングを載せるためのもので、下の段は取付けで叩き込む際、最終的にキャップの縁が収まるように設けたスペースとなります。大体Φ25mm前後の太さのエボナイト棒から作る、至ってシンプルな道具です。日本に於いては射出成型での万年筆製造以前は、基本この方法で1本1本リングを取り付けていました。当然、リングの外径が0.1mmでも違えば、都度専用の治具が必要になってきます。

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リングの圧入作業(叩き込み)開始。足踏みで少し回転させては治具の底をトンカチで何度か叩く。リングは傾いた状態で少しずつ収まるべき溝に段々近づくので、僅かに右、左という要領で回転させて叩き続けます。回転させずに1ヵ所を集中的に叩くと、リングが変形若しくはブチ切れてしまうという訳です。

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無事決めた位置に収まりました。余談ですが溝幅を正確に彫らないと、リングの上下に隙間が生じてカッコ悪くなってしまいます。また、少しでも深く掘ってしまうと、取り付けてもリングがくるくる動いて固定されません。

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キャップの完成。この後、天ビスとクリップを一旦取り外して、表面研磨します。

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研磨洗浄が終わり、これで作業は終了となります。

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納品後お客さんからは「何十年も昔に製造された他の部品の中に完全に溶け込んでいます」とのご感想をいただきました。今後も、このように材料を使い分けて対応していきたいと思います。

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