前回に引き続き、(受注製作の)インク止め式万年筆をご紹介します。今回はより製作過程が分かりやすい写真としました。
まずは首軸から作り始めます。写真は胴軸のベースに穴開けして、首軸受けのネジを切ったところ。

胴軸の下端:パッキン(昔はコルク)が収まるところ。小さな穴は、中芯を通す穴になります。まだ突起の側面にネジを切っていないため、つるんとしています。

胴軸と尻軸が出来上がりました。パッキン、栓の取付け前。
写真では分かりませんが、尻軸内に中芯取付けのための左ネジも切り終えてます。


尻軸を閉めると1本の棒のようになります。

中芯を作りました。折れにくくするため、セオリー通り内部にピアノ線が入っています。

パッキン、止め栓、そして中芯を尻軸に取付けます。これでかなり止め式の形に近づきました。


キャップを作り、最後に尻軸を含めた胴軸下部全体の削りを行い、本体が完成しました。


軸の表面を研磨して、仕上げが終わりました。

止め式用のエボナイトペン芯を装着。

この万年筆は、ご依頼の14K 4号サイズのペン先に合わせて作りました。
