2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

インクビュー付き万年筆の胴軸作り Pelikan 101N Tortoiseshell Brown

ペリカンのアンティーク万年筆(1930年代後半)を直します。胴軸のキャップ受けネジ、丁度書く時指が当たる部分に亀裂が入ってしまった物です。内部のインクが見えるオリジナルの透明軸は、セルロイド製で非常に割れやすい素材なのです。 見事にネジを縦に割…

ボールペンの修理 PARKER DUOFOLD Godron Gold

パーカーのボールペンの修理依頼が来ました。1990年代初期のデュオフォールドです。 お問い合わせでは、「回転して繰り出すタイプなのですが、芯が途中までしか出ない。代理店でも修理不能で断られた」との事です。デュオフォールドは現在でも発売されていま…

とても変わった依頼品 Dunhill-Namiki

高級蒔絵で知られるダンヒルナミキ(1930年代)製品の修理依頼を受けました。といっても、今回は万年筆でもペンシルでもありません。つまり筆記具ではない、とても変わった物です。 この短い葉巻型の胴にあたる下側を開けると、ネジ上の縁が派手に欠損してい…