過去製作した万年筆で、今回は手作り万年筆としては低予算での製作例を採り上げます。
首軸を含めた金ペン先ユニットは国産メーカーからの流用で、キャップ、胴軸を製作したカタチになります。クリップ、キャップリングは当工房の在庫を使いました。
形状がシガータイプの方は胴軸に少し膨らみを持たせ、フラットエンドタイプは外ネジから下は、スマートな形にしました。更に大したアイディアではありませんが、天ビス、又はボトム側にも同色の樹脂を接合することでアクセントとしました。これだけで、年齢・性別問わず親しみが増すと考えたからです。
胴軸の一部を少し太くする、或いは長さを変えるだけで握って書いた感じはベースモデルとここまで変わるのか、という印象を与えてくれます。
今回の2本はあくまで一例で、材料をご用意いただく場合でも応用できます。