吸入方式を変更 / PILOT SUPER 500

パーツ在庫終了により、メーカーに修理を断られたパイロット・スーパー500。吸入器と胴軸の破損で、使えない状態でした。写真のように、胴軸がとば口側から破損、一部欠損してしまっています。

 

胴軸を開けると、本来装着されている筈のノブ式の吸入器が外されてありません。当然インクを入れて使うことは出来ません。そこでオリジナルの再現が出来ない代わりに、パイロット現行のカートリッジ/コンバーター仕様への変更というかたちで修理を依頼されました。

 

修理作業に入ります。首軸内部にあるペン芯と、オリジナルの吸入器を取り付ける半透明のスリーヴを取り出しました。このスリーヴはもう使いません。

 

パイロット規格のカートリッジを装着出来るよう、スリーヴ兼用のヤリを拵えました。インクを漏らさず、カートリッジを引っこ抜く際に外れないよう、Oリングも装着します。Oリングの溝彫りの調節が結構神経を使います。溝を少しで深くしてしまうと、インクが滲出してしまいますから。

 

コンバーターを仮装着し、着脱と吸入/排出の塩梅を見ます。

 

作ったヤリ兼用のスリーヴを首軸に取り付けました。スーパー500が他の両用式と同じ装着口になった(あり得ない)瞬間ですね。それにしても、この仕様に特注されなくとも、他に手は思い浮かびません。やはり当然の帰結だったのでしょうか。

 

今度は空のカートリッジ容器を装着。

 

一方の胴軸の代替パーツも完成しました。

 

修理完了です。